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風邪関連症状

風邪関連症状

2018年4月18日

のどの痛み

急に出現して、他の鼻汁や咳、発熱などを伴っていると風邪に伴う一症状と考えることができます。のどの炎症の大変ひどい場合は耳鼻科での治療が必要となる場合もありますが、通常は当院での投薬にて改善が見込めることがほとんどです。
他の症状がなかったり、慢性化するものに関しては口腔内乾燥状態を引き起こす全身疾患の検索や、口腔内の感染症について配慮する必要があります。また患者さんの“のど”と表現する部分は意外と幅広く、甲状腺由来の痛みをのどの痛みと表現されることがありますので注意が必要です。(亜急性甲状腺炎)のどの痛みというか違和感というか詰まりというか…という状態が慢性化することは自律神経失調に伴い起こることもあります。(咽喉頭異常感症・ヒステリー球)

鼻汁・鼻閉

一過性のもの、黄色い鼻汁が目立つ場合はウイルスや細菌による感染症を考えます。季節性や慢性のもので鼻汁も水様な場合はアレルギー性のものを考えます。それぞれ症状を抑える薬での対応が主体で、場合によっては抗生物質(細菌感染治療薬)も併用します。症状が強い場合は耳鼻科への紹介も行います。(当院では花粉症に対する舌下免疫療法は行っておりません。)

口の渇き・唾液過多

一旦は膠原病・糖尿病などの全身疾患の検索は必要かもしれませんが、その疾患に該当なく慢性に経過することも多い症状です。睡眠薬などの心療内科で処方される薬の副作用や自律神経失調・年齢に伴う唾液の分泌調節障害が混在して区別しづらいこともあります。

声のかすれ

風邪症状に伴って起こるものは一過性であり、心配がない症状です。但し声のかすれを良くする薬はあまりなく、日にち薬か漢方薬での対応になります。風邪症状がなく、続くものや風邪症状とは異なる随伴症状がある場合は、のどや肺、頭の病気がないか?詳しい検討が必要な場合があります。最終的に検査も異常がなく継続する場合、自律神経失調に伴う症状と診断することもあります。

咳・痰

急激におこったものに関しては風邪、気管支炎、肺炎などを考えて治療にあたります。
マイコプラズマ感染症、百日咳なども考慮します。
当初あった他の症状は改善したのに、咳や痰が続くものに対してはのどの過敏性を抑える治療が比較的長く必要となることがあります。(感染後咳嗽、アトピー咳嗽、咳喘息など)肺炎や癌、肺結核などを考えて胸部のレントゲンやCTの検査が必要な場合は他施設への紹介を行います。喫煙する方については、肺気腫などに伴うものの可能性もあり得ます。