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不定愁訴

不定愁訴

2018年4月25日

皆さんは不定愁訴という言葉をご存知でしょうか?
不定愁訴とは以下のような状態です。

『明らかな身体的原因が認められないにも関わらず、頭痛や筋肉痛、腰背部痛、疲労感、腹痛、悪心、食欲不振など多彩な症状を訴え続ける状態。』

要するに体のあちこちに症状が出るのですが、検査上異常が認められにくい、つかみどころのない状態のことです。

この不定愁訴は医療者本位の言葉です。患者さんとしては切実な症状も、医療者に“数多い”“分かりづらい”と思われると不定愁訴と判断されます。検査に頼りがちで多忙とされる昨今の医療現場では、ある程度の検査で異常がなければ早い段階から不定愁訴とされてしまう傾向があります。
『(検査正常ですから)大丈夫ですよ。大したことないですよ。精神的なものでしょう。』というニュアンスの話を医療者からされたことありませんか?

医療者側も不定愁訴と判断後は、これ以上関わりたくない、他の患者さんを優先したいと思う傾向があります。
このような形で『不定愁訴扱い』をされるとその場で納得できなくても、一旦実質的には診察終了となってしまいます。のど自慢で、鐘が1つ鳴ったあとの状態に近いイメージです。頑張って食い下がると、厄介な患者・神経質な患者という扱いを受けることも珍しくありません。

医療者として不定愁訴と鐘を鳴らすには慎重にならなくてはなりません。似て非なる、対応を異とすべき病気が隠されていることもあります。不定愁訴(症)や自律神経失調症(別記)はある程度同じようなものを含む表現のように思いますが、いずれもそう呼ぶ前に十分な除外診断(似て非なるものではないことを確認する作業)が必要なのです。今まで皆さんが経験した医療現場はどうでしたか?『不定愁訴扱い』の経験はありませんか?

当院は、安易に『不定愁訴扱い』をしません。最終的に不定愁訴と判断した場合も、粘り強くその状態改善に寄与していきたいと思っております。